【出張報告】第6回バイオデザイン学術集会に登壇・出展しました

当社の開発センター センター長 松山 将太が、この度 第6回 日本バイオデザイン学会 定期学術集会 に登壇するとともに、当社の医療機器・ヘルスケア関連の開発実績を展示いたしました。

本学術集会は、2026年6月11日(木)に東京大学安田講堂にて開催された、日本バイオデザインの取り組みを振り返り、医療機器イノベーションの未来を議論する場です。Biodesignが日本に根付いてから11年が経過した節目として、ニーズ発見(Identify)から発明・実装(Invent / Implement)、スタートアップの現在地(Innovator’s Update)まで、一貫したプログラムが構成されました。当社は、スタートアップの医療機器プロトタイプ開発をソフトウェア面から伴走する立場から、登壇および展示を通じて関係者の皆様と交流する機会とさせていただきました。

東京大学安田講堂(会場外観)
東京大学安田講堂(会場内)

登壇:医療機器プロトタイプ開発におけるソフトウェア伴走

第3部において、松山より「スタートアップの医療機器プロトタイプ開発におけるソフトウェア伴走」と題した講演を行いました。

講演では、初期段階のプロトタイプが本来の「検証のための道具」ではなく、いきなりミニ完成品として市場に出てしまうケースがある現状に触れ、ゲーム開発と同様に段階的な仮説検証を重ねる重要性を説明しました。プロトタイプの要件は「何を判断したいのか」を明確にすることが出発点であり、ソフトウェアは早く試し、見直しやすい特性を活かしてニーズを可視化し、次の意思決定につなげる伴走の在り方について、日本バイオデザインのアルムナイにおける開発実践事例を交えてお話ししました。

登壇の様子

パネルディスカッションでは、日本版CDMO構築へのモチベーションや、プロトタイプがハード構築における重要な分岐点になり得ることなどについても意見交換が行われ、医療機器エコシステム全体の接続強化に向けた議論が続きました。

パネルディスカッションの様子

展示:開発実績のご紹介

学術集会会場にて、当社が手がけた以下2つの開発事例を展示し、来場者の皆様に体験・ご説明させていただきました。

展示ブースの様子

マインドフルネス × Apple Vision Pro — VR書道アプリ

梶山 愛先生(ICARELAB, Inc. / 東北大学大学院医工学研究科 非常勤講師)との共同開発による、空間コンピューティング上で書道を体験するVRアプリです。Apple Vision Proの没入感と書道の集中体験を組み合わせ、筆跡の特徴を解析してフィードバックを返す仕組みを実装しています。医療機器開発にとどまらない、ヘルスケア・ウェルネス領域におけるソフトウェア開発の知見も併せてご紹介しました。

遠隔診療システム — 心音アプリ(慢性心不全向け)

A-wave株式会社様との共同開発による、在宅慢性心不全患者向けの遠隔診療システム関連アプリです。腕時計型ウェアラブルデバイスと連携し、心不全に関連する症状の検出を支援するソフトウェアとして、AMED「医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靭化事業」の一環で開発を担当しています。医療機器としてのQMS対応やサイバーセキュリティ対策を含む、SaMD開発における当社の取り組みを展示しました。


今回の学術集会への参加を通じて、医療現場のニーズ発見からプロトタイピング、スタートアップの事業化までをつなぐエコシステムの動きを改めて実感する機会となりました。
当社は引き続き、日本バイオデザインをはじめとする医療機器・ヘルスケア分野のプロジェクトにおいて、ソフトウェア開発を通じた伴走支援に取り組んでまいります。

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